<< 字書きのためのWindows環境構築本サンプル | main | グノーシアは楽しい >>
2020.05.03 Sunday

グノーシアの性別(汎)について

【グノーシアの一部のネタバレを含みます】

 

汎性(はんせい)は後天的に選べる性であり、無性とも呼ばれ、男女の身体的特徴を排除している場合が多い

 

主人公の性別が選べて、各キャラクターとの個別エンドがあるゲームは最高のゲームと決まっています。

グノーシア、ずっとやりたかったんですが、ようやくプレイすることができました!
もともとPS Vitaで発売されていたゲームなのですが、待っていればPCかSwitchどちらかには来るだろうとは思っていましたので、発売を心待ちにしていました。
Switchがインディーズゲームもカバーしてくれるので、とりあえずSteamかSwitchを待てばだいたいやりたいゲームは大体できる世の中。大変ありがたいことです。

 

主人公の性別で「男、女、汎(無性的な位置づけ)」を選べるとは聞いていたのですが、この「汎」の扱いが、思いのほかに良い。素晴らしい。

 

たとえば主人公の相棒のセツ、そして同じ船の乗員であるラキオは「汎」なのですが、それぞれ「汎」の事情が違います。
シャワーシーンで、ラキオは肉体的には男性であると驚かれるシーンがありますが、それに対し、ラキオは魂の問題であると説明します。まあ、「あとから汎化処置を受ける」とは言っていますけれどもね!

また、女好きの沙明に対してセツは「汎なのでそういう(口説くような真似は)やめてほしい」と言っていますが(※軽薄な沙明にも大いに問題がある)、別のシーンで、やけに仲がいいのを指摘されて取り繕うときに、主人公を恋人だと公言することがあることから「性別を持たない=恋愛をしない」という扱いでもないっぽい(あれ? 汎じゃないの? と驚かれはするのだけれど)。

 

キャラメイク時の”汎性”の説明を改めて読んでみますと、ほんとうに何も決めつけがない。


誰にも恋愛感情を抱かないことが汎性の条件ではないし、男女の身体的特徴を排除している場合が多いだけで、排除している、ではない。
出身の星で常識が恐ろしく違う世界ですから、きっとそんな中でくくるにはこんな表現がしっくりくるんでしょう。

というか「人間かどうか?」みたいなところからアイデンティティーが曖昧そうなキャラクターが複数名いるくらいですけれどもね。

 

一部のキャラクターは異性だとイベントの一部が変化します(選べる選択肢が増える、女ったらしのキャラクターの初対面時の態度が変わる、など)。
しかし、異性だからというわけでもない。相手の性別にこだわらないのであろうキャラクター、例えばセツ、SQやコメットは同性でも積極的な選択肢が選べて(選ばなくてもいい)、その分のスチルがあります。
だからこそ差分を追い求めて宇宙の果てまでクリアした後もぐるぐる台詞を集めて遊んでいるわけなんですけど。

 

「抱きしめる」や「好き」と公言するような積極的な選択肢は異性であっても攻略上絶対に選ばないとならないというわけでもないので、したくなければそれで大丈夫なのがいいですね。
「仲間だから」といったようなのを選んでおけば信頼する相手、みたいな扱いになりますし、最大でもハグや手つなぎまでだし。ちなみに、私は恋愛を主目的としないゲームのそういうイベントがたまらなく好きなので大好きです。
いやどうだろう。うっかり飼育するか打診されたり、たまに意に沿わず飼育されたりはしますが(誤解を招く表現)。

 

とにかく、グノーシアの「汎」は大変良い位置付けだったなあ、という感想でした。
きっと宇宙のどこかにセツの存在や、このゲームの”汎”の扱いに救われるような人がいるんじゃないでしょうか。
この素晴らしいゲームを必要とする人が、このゲームと首尾良く巡り会えますように!